「イベント ID (0) (ソース ***内) に関する説明が見つかりませんでした。
リモート コンピュータからメッセージを表示するために必要なレジストリ情報またはメッセージ DLL ファイルがローカル コンピュータにない可能性があります。」
イベントビューアにMS製のやつみたいにちゃんとしたメッセージを出すには、次のような手順が必要です。
１）メッセージリソースを作る。
イベントログのメッセージは、イベントログがメッセージの実体を持っているわけではなく、レジストリが示しているリソース(EXE, DLL)から取得します。
その、メッセージリソースをまず作ります。
下記のような内容を、message.mc等のファイル名で保存し、コンパイルします。
コンパイルは、mc message.mc 等のように入力して行い、その結果 MSG00411.binとmessage.rc、message.hが生成されます。
MessageIdTypedef=DWORD
LanguageNames=(Japanese=0x411:MSG00411)
MessageId=0x1
SymbolicName=MSG_ERR_LOGFILEERR
Language=Japanese
ログファイルへの書き込み操作中にエラーが発生しました。
.
MessageId=0x2
SymbolicName=MSG_ERR_LOGFILEOPENERR
Language=Japanese
ログファイルが開けません。
.
先に出来た、message.rcをアプリケーションのリソースファイルにインクルードします。
MFCベースなら、*.rc2に#include "message.rc"とするのが、よいでしょう。
３）プログラムを書く
下記のような、プログラムを作ります。ここで、InitEventLog()はアプリケーション起動時に1回だけ呼び出し、レジストリに登録します。
ReportEventLog()でイベントログを記録します。その際、dwIDEventにmessage.hにあるメッセージIDを指定することにより、イベントビューアで見たときにメッセージリソースのメッセージが表示されるようになります。
void InitEventLog()
{
HKEY hk;
// レジストリキーの生成
// MyApplicationNameは自分のアプリ名にすること（ReportEventLog()と同じアプリ名)
RegCreateKey(HKEY_LOCAL_MACHINE,
(LPCTSTR)"SYSTEM\\CurrentControlSet\\Services\\EventLog\\Application\\MyApplicationName",
&hk);
// メッセージリソースを入れたアプリのパスを取得(普通、自分自身)
char szPath[_MAX_PATH];
GetModuleFileName(AfxGetInstanceHandle(), szPath, _MAX_PATH);
// イベントIDメッセージファイルをサブキーに登録する
RegSetValueEx(hk, "EventMessageFile", 0, REG_EXPAND_SZ,
(LPBYTE)szPath, // ここにメッセージリソースを入れたアプリのパスを登録
strlen(szPath) + 1);
// イベントログのサポートタイプを登録
DWORD dwData;
dwData = EVENTLOG_ERROR_TYPE | EVENTLOG_WARNING_TYPE |
EVENTLOG_INFORMATION_TYPE;
RegSetValueEx(hk, "TypesSupported", 0, REG_DWORD,
(LPBYTE) &dwData, sizeof(DWORD));
RegCloseKey(hk);
}
void ReportEventLog(WORD nType, WORD nCategory, DWORD dwIDEvent, LPVOID lpData, DWORD dwLen)
{
HANDLE h = RegisterEventSource(NULL, AfxGetAppName());
if (h != NULL)
{
ReportEvent(h, nType, nCategory, dwIDEvent, NULL, 0, dwLen, NULL, lpData);
DeregisterEventSource(h);
}
}
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